最近の仕事
ずっと更新していなかったホームページは文章の保管庫とすることにして、今後はこちらに諸々の告知やちょっとした文章を書き付けることにします。
以下は2009年の仕事です。2009年の半分くらいは、ヨコハマ国際映像祭2009のフォーラム部門の準備に明け暮れました。レイモン・ベルールとレフ・マノヴィッチという、わたしがやや異なった観点からともに関心を抱いている二人の研究者を、同じ場で遭遇させてみたいと考えたのが発端で、結果的には2つのセッションを立ち上げることになりました。
セッションを一種のパフォーマンスとしてうまく組織できたかどうかに関しては、内心忸怩たるものがあるとはいえ、両セッションとも他のパネリストにも恵まれ、大きな収穫を得ることができました。何らかのかたちに残したいと思っています。
論文など
- 作者: 青弓社編集部
- 出版社/メーカー: 青弓社
- 発売日: 2009/05/16
- メディア: 単行本
- クリック: 10回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
- 「映画的不純性に向けて──ヌーヴェル・ヴァーグと「脚色」の問題」、『研究叢書』062号、渋谷哲也編「映画におけるイメージとテクストの関係について—ドイツとフランスのニューシネマを例に—」、日本独文学会、2009年10月、65-80頁
書評など
- 作者: 立教大学映像身体学科
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
口頭発表など
- CREAM FORUM セッション1「装置間の争い──映像メディアの混淆とその体験」(レイモン・ベルール、武田潔、トロン・ルンデモとのラウンドテーブル)、ナビゲーター、2009年10月31日
- CREAM FORUM セッション3「ハイブリッド・メディアとは何か?── ソフトウェア時代の映像表現」(レフ・マノヴィッチ、久保田晃弘、北野圭介とのラウンドテーブル)、ナビゲーター、2009年11月1日
翻訳
- 蓮實重彦「孤独と音響的宇宙──クリント・イーストウッドの西部劇」、『ユリイカ』2009年5月号「特集=クリント・イーストウッド」、青土社、2009年5月、80-88頁
- レイモン・ベルール「装置間の争い」、横浜国際映像祭実行委員会編『DEEP IMAGES──映像は生きるために必要か』、フィルムアート社、2009年11月、106-111頁
- 作者: 横浜国際映像祭実行委員会
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 5人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (4件) を見る