les signes parmi nous

堀 潤之(Junji HORI) 映画研究・表象文化論

2012-01-01から1年間の記事一覧

現代美術用語辞典ver.2.0β版ほか

前エントリーに引き続き、これまた旧聞に属する話になるが、アートスケープ(artscape)が9月18日に正式に公開した現代美術用語辞典ver.2.0β版にささやかながら貢献し、以下の4項目を執筆した。(追記2013/01/20:その後、ver.2.0の正式公開に伴ってURLが変…

ジガ・ヴェルトフ集団ボックスの発売

もはや旧聞に属する事柄で恐縮だが、5月末にIVCから発売されたジャン=リュック・ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団 Blu-ray BOXに封入の小冊子に、「ゴダール 1968-1972」という短いエッセイを寄せた。ジャン=リュック・ゴダール+ジガ・ヴェルトフ集団 Bl…

日本におけるゴダール

勤務先の大学にある東西学術研究所の紀要に、以下の文章を寄せた。 堀潤之「映画は音楽のように――日本におけるジャン=リュック・ゴダール作品の受容についてのささやかな覚書」、『東西学術研究所紀要』第45輯、2012年4月、163–177頁 【全文】 この紀要は遠…

《絵描き小僧》展に寄せて

北野武=ビートたけしによる展覧会《絵描き小僧展》(Gosse de peintre)が、東京オペラシティ・アートギャラリーで先週末から始まっている(会期は2012年9月2日まで)。これは2年前にパリのカルチエ財団で催されていたものとほぼ同内容のもののようだ。こ…

『ゴダール・ソシアリスム』ブルーレイ版の発売ほか

以前、このエントリーでも触れた『ゴダール・ソシアリスム』のブルーレイ版(紀伊國屋書店)が、数度の延期を経てようやく発売された。全44頁の封入リーフレットには、中条省平氏によるゴダール・フリートーク(2010年11月27日実施)の採録(4-19頁)と、私…

震災と映像

関西大学で開催したシンポジウム「震災と映像」の一環として、次の発表をした。 堀潤之「カタストロフへのまなざし――収容所の表象をめぐって」、東西学術研究所研究例会、2012年1月28日、於関西大学以文館 このシンポジウムは、同僚の門林岳史氏と私とで企画…

2011年の仕事

昨年の12月半ばに刊行されたミネルヴァ書房の「映画学叢書」の第3巻に以下の論考を寄せた(詳細目次は、ここで見ることができる。また、この叢書については、このエントリーも参照して欲しい)。 「アラン・レネを見るゴダール──『ヒロシマ、モナムール』か…