2013-01-01から1年間の記事一覧
すでにふた月以上前のことになるが、山形国際ドキュメンタリー映画祭のクリス・マルケル特集のカタログに、以下のエッセイを寄せた。 堀潤之「クリス・マルケルの日本への旅」、東志保・港千尋・小野聖子編『未来の記憶のために クリス・マルケルの旅と闘い…
前エントリーでお知らせしたマノヴィッチの『ニューメディアの言語』の刊行を機に、このエントリーではニューメディア論の関連文献をいくつか挙げておく。ニューメディアの言語―― デジタル時代のアート、デザイン、映画作者: レフ・マノヴィッチ,堀潤之出版…
2009年頃から翻訳に取りかかっていたレフ・マノヴィッチの『ニューメディアの言語』(Lev Manovich, The Language of New Media, Cambridge, Mass.: The MIT Press, 2001)が、ようやくみすず書房から刊行された。おりしもこの夏に、本書の続編とも言えるマ…
4月下旬にWiley-Blackwellから出版されたダドリー・アンドリューとアンヌ・ジランの編纂によるフランソワ・トリュフォー論集に、「トリュフォーと写真的なもの――映画、フェティシズム、死」と題した論考を寄せた(ちなみに、わたしの章の末尾に「サリー・シ…
明日(4月26日)、IVCから発売されるジャン=リュック・ゴダールの『たのしい知識』のDVDの封入リーフレットに、「『たのしい知識』――ゴダールの挿絵入り辞典」という短いエッセイを寄せた。このディスクは、昨年5月にリリースされたジャン=リュック…
3月末に紀伊國屋書店から販売された(発売はマーメイドフィルム)『右側に気をつけろ』(89)と『ゴダール/ソニマージュ初期作品集』のBlu-rayディスク(DVDも併売)に付属するリーフレットに解説原稿を寄せた。後者には、ゴダール&ミエヴィルのコラボレー…
『週刊読書人』に、建築家・鈴木了二の新著『建築映画 マテリアル・サスペンス』(LIXIL出版、2013年)の書評を寄せた。 「際立った空間感覚に恵まれた建築家による映画への捧げ物」 鈴木了二『建築映画 マテリアル・サスペンス』(LIXIL出版、2013年)書評…
毎年1月中には公開しているので今年はすっかり時期を逸してしまった感があるが、2012年(2012年度ではなく)に発表した仕事を備忘を兼ねてまとめておく。これまで何か発表するたびに、告知もかねて新たなエントリーを立て、書誌情報くらいはその都度記して…