les signes parmi nous

堀 潤之(Junji HORI) 映画研究・表象文化論

2010-03-24から1日間の記事一覧

V 表象不可能なものがあるのかどうか

この章に関しては、特に図版は必要ないだろう。

IV デザインの表面

●コロマン・モーザー《踊り子》、1910年頃(129-130頁) 詩人マラルメと技師ベーレンスのあいだにある隔たりのうちの近さ、あるいは近さのうちの隔たりを考える際、ある中間的な形象、舞踏詩と広告のイメージの境界線上に位置するある形象が助けになるかもし…

III テクストの中の絵画

●ジャン=バティスト・グルーズ《セプティミウス・セウェルスとカラカラ》、1769年(99頁) だからこそ、ディドロは、グルーズがセプティミウス・セウェルスの肌の色を薄黒くして、カラカラを札付きの悪党として描いたことに対して、逆説的な非難をすること…

II 文章、イメージ、歴史

本章の理解にあたっては、ゴダールの『映画史』4Bの該当箇所を見ておいた方がよいのだが、さすがにウェブ上にはあがっていないようだ。 ●『マルクス捕物帖』A Night in Casablanca (1946)の冒頭のギャグ(65頁) このシーンのランシエールによる記述は、い…

『イメージの運命』参考図版(2)